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5月3日礼拝説教 「福音書と使徒行伝の著者ルカ」

はじめに
 イエス様の招きに初代の弟子たちがどう応答したのか、使徒行伝第1章からみ言葉に聞いていきます。信仰とは、キリストの言葉を信じ受け入れて、招きに応えていくことです。そのための絶対条件こそ、イエス様が勝ち取られた聖霊の祝福だとルカは語ります。5月24日の聖霊降臨日(ペンテコステ)を視野に入れながら、聖霊の働きを強調した使徒行伝からみことばに聞いてまいります。今回は福音書も含めて著者ルカがどのような人物だったのかに焦点をあてます。
どんな人物だったのか
ルカは、新約聖書の中で唯一の異邦人(非ユダヤ人)著者であると考えられています。
・職業: 職業は医者でした(コロサイ 4:14)。そのため、病気の描写が医学的に詳細で、苦しむ人々への眼差しが非常に温かいのが特徴です。
・相棒: 使徒パウロの伝道旅行に同行した協力者であり、パウロから絶大な信頼を寄せられていました。
・著作: 『ルカによる福音書』だけでなく、その続編である『使徒言行録』も執筆しています。新約聖書の約4分の1 を彼が書いたことになります。
著作の特徴
・歴史的な正確性:「すべての事を初めから詳しく調べて」(ルカ 1:3)とある通り、ジャーナリストのように緻密な調査に基づいて執筆されています。
・弱者への配慮:当時軽視されていた女性、貧しい人々、罪人、異邦人にスポットを当て、「失われた人々を救うイエス」を強調しています。
・祈りと聖霊:他の福音書に比べ、イエスが祈る場面や聖霊の働きが非常に多く描かれています。新約聖書に登場する「聖霊」という単語の半分以上がルカの著作に登場します。
ルカだけが記録している内容
ルカだけが記録しているエピソードには、現代でも有名なものが多く含まれています。
・善いサマリア人のたとえ: 「隣人とは誰か」を問い直す物語。10章30節〜37節
・放蕩息子のたとえ: 失敗した者を無条件で受け入れる神の愛。15章11節〜32節
・ザアカイの物語: 嫌われ者の徴税人ザアカイとの出会い。19章1節〜10節
ルカについて言及している箇所
・コロサイ人への手紙 4章14節「愛されている医者ルカと、デマスとが、あなたがたによろしくと言っている。」ルカが「医者」であったことを示す唯一の記述です。
・テモテへの第二の手紙 4章11節「ただルカだけが、わたしと一緒にいる。…」パウロが殉教直前、孤独な状況の中で「ルカだけはそばにいてくれた」と記した感動的な場面です。
・ピレモンへの手紙 24節「わたしの同労者たち、マルコ、アリスタルコ、デマス、ルカからも、よろしく。」ルカがパウロの伝道活動を支える「同労者」の一人であったことがわかります。
1:1 テオピロよ、わたしは先に第一巻(ルカによる福音書)を著わして、イエスが行い、また教えはじめてから、
1:2 お選びになった使徒たちに、聖霊によって命じたのち、天に上げられた日までのことを、ことごとくしるした。
1:3 イエスは苦難を受けたのち、自分の生きていることを数々の確かな証拠によって示し、四十日にわたってたびたび彼らに現れて、神の国のことを語られた。
1:4 そして食事を共にしているとき、彼らにお命じになった、「エルサレムから離れないで、かねてわたしから聞いていた父の約束を待っているがよい。
1:5 すなわち、ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは間もなく聖霊によって、バプテスマを授けられるであろう」。
ルカが強調した聖霊の特徴と役割
・聖霊によって語ったイエス様(2節):この箇所は私たちに新しい気づきを与えてくれます。イエス様が弟子たちに教えられたこと、また命じられたことは、すべて聖霊から背後で語るべき内容の指示を受けていたことが明らかにしています。これは驚くべき事実です。私たち(人間)と同じ有限な存在(不完全な肉体)となって地上での生活をされたイエス様。神様の御心を聖書を通して正しく理解するためには、私たちと同じように聖霊の助けが不可欠だったのです。イエス様でさえ、祈りを通して聖霊の助けを絶えず受け取っていたのですから、私たちはなおさらその助けを求めましょう。聖霊こそ私たちが正しく神様の御心を理解し、かつ隣人にイエス様と神の国の福音を伝えるために不可欠だと示されます。
・神様の確かな約束としての聖霊の助け(4節):イエス様は教会が忍耐強く心を合わせて聖霊の助けと祝福を十分に祈ってから宣教を開始することを命じられました。このことを教会が真剣に受け止め、実践しないでは、真の聖霊の働きと祝福は経験できないのです。
・聖霊のバプテスマを預言されたイエス様(5節):イエス様は聖霊のバプテスマを授けられるのをひたすら祈りながら待ち続けるように命じられました。正確には「聖霊によって、バプテスマを授けられる」と預言されたのです。イエス様が聖霊を私たちに遣わして下さいます。そして、聖霊が私たちにバプテスマを授けてくださるのです。いかに、聖霊の働きが大切なのか、ルカはこのように使徒行伝の冒頭で強調したのです。
おわりに
 聖霊の顕著な働きなくして伝道はできません。成功もしません。真剣に心を合わせて聖霊の祝福を祈り続けることなしには、いかなる本格的な奇跡も起きえないのです。私が大学生の時に40日間以上、真剣に祈った時に聖書の真理を悟った時もそれを裏付けています。ひたすら復活がどのように今の私と関わりがあるのか、知りたいと祈り続けた時に目が開かれたのです。このような真剣な信仰心を込めて祈りながら聖書を読む時にこそ、聖書のみ言葉は真実に神様の言(ことば)なのだと実感できたのです。そして、これこそイエス様が勝ち取って下さった聖霊の祝福なのだと悟った瞬間でした。私が生命保険会社に勤めていた頃、牧師になる決心をした時も、真剣にひたすら神様の
御心を祈り求めていた時でした。聖霊に全身を包んでいただく祝福を体験し、再びみ言葉を伝える喜びに押し出されたことを思い出します。ルカは異邦人でした。これは私たち(異邦人)も、ルカのように聖霊の祝福を受けながら、イエス様にお仕えできるという約束なのです。

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